調査団プラス

掲載日 :
2015年8月25日
/ ライター :
近藤きこ(ルーアン)
/ カテゴリ :
調査団プラス

関連タグ : おしゃれ

関西人はどうして派手?

私自身、関西人。
カラーリストであるという事も手伝い、日々洋服の配色や
「今日のコーディネートのアクセントカラーは何色にしよう?」ということを頭に巡らせているほうだと思います。

でも、カラーに携わらないここ関西での友人の恰好が今も頭に浮かぶし、街の人々の色使いもごくごく日常として自然に受け入れています。

そして一般的に「関西人は派手である」と言われていますが
私たちは、派手なのでしょうか??

時々、東京に行くことがありますが
街行く人のその格好の色見の少なさに確かにいつもビックリしてしまいます。
そしてもちろん言葉にプラス、髪を巻いている人の少ないことや、つけまつげのないナチュラルな横顔を間近で見て「やっぱり違うわ~」と、そんなところで感じたりします。

そして、この通説を紐解く鍵も確かにあるようです。
それは江戸時代の化粧文化にまで遡ります。

江戸の化粧は白、赤、黒の3色が基本。この3色をたくみに使って化粧をしていました。
濃い化粧を嫌って「素肌の美しさ」を競っていたといいます。
まさにスキンケア文化の原点がそこにあったのかもしれないです。

一方、関西は厚化粧こそが化粧と言う流れで、「魅せる化粧」が発達したと言われています。

この文化の違いも、関東と関西の色彩感覚の違いを生んだと推測されます。

よりナチュラルに作り込むことを重んじる江戸に対して、わかりやすく人と違う「魅せる」にこだわる関西の文化が色使いの幅を大きく広げたのかもしれません。

ルーアンのかごバッグ、関東、関西とも合わせやすいベーシックカラーが人気なのは変わりませんが
やはり関東の方がベーシックカラー率は高く、関西はアクセントカラーで「色を使う」
という考えが多くの方に浸透している気がします。

●人気のピンクも関西は鮮やか、関東は穏やかです。

関西

関東

●柄にも違いがあります

関西

関東

脈々と受け継がれる色彩感覚は江戸時代からの流れ。

「やっぱり関西人は派手なんや」なのですね^^

この記事のライターをご紹介

  • 近藤きこ(ルーアン) ( Kiko Kondo ) 一級色彩コーディネーター
  • カラーリストとして『感覚』でない色の組み合わせに定評あり。 『配色をデザイン』のコンセプトの元、Rouenを立ち上げ、配色をデザインしたものを製作、販売している。 オールシーズンかごバック、配色ウールスヌード他、京阪神を中心にどんどん浸透中。
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